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世界名作劇場にウィノナ・ライダー、ついでにポッキー。
大ヒントで4姉妹。
これらのキーワードは、ある物語を連想できるものです。
慎ましく暮らすことを良しとする母のもとで出征した父を待つ4姉妹の1年間を描いた、そう 「若草物語」です。

わかくさ

若草物語には、四季折々の瑞々しいエピソードにごちそうネタが盛り込まれています。食いしん坊のみなさま、おまっとさんでした。

クリスマス、本当は姉妹もおなかがぺこぺこなのに、生活に困っている母子に、自分たちが楽しみにしていた軽焼にクリームなどのごちそうをそえて差し出します。

軽焼とは、当時の海外文学を翻訳した作品に多くに出てくるのですが、おそらくスコーンかホットビスケットにあたるものかと思われます。一番身近に想像しやすいのは、あのフライドチキン屋さんのビスケットですかね。

ビスケット

http://www.kfc.co.jp/menu/detail/?menu_id=22

姉妹のそんな姿を見た近所のとても裕福な老人は、小粋な差し入れをして姉妹を喜ばせます。
それは温室で採れた見事なお花のブーケと、女の子たちがいかにも喜びそうな2色の素敵なアイスクリームに、お菓子や果物、フランスボンボン!

↓このシーンの、わたしの脳内イメージはこんな感じ

※あの・・・こんなに豪華ではないです、絶対。

くたくたに疲れた身体に、真冬の夜のアイスクリームなんて!沁みるに決まってますよね。マリー・アントワネットの豪奢な生活に匹敵するくらいの贅沢に感じたんじゃないでしょうか。

物語では、老人の孫息子の風邪の見舞いに緑の葉とゼラニウムで飾り立てた、末っ子自慢のお手製白ジェリィを持っていきます。
それがまたおいしそう! あっさりしていて柔らかく、喉が痛くてもするっと入ってしまうんですって。食べてみたい!!!

そして、こんなごちそうも。

仕事詰めの毎日に嫌気がさした姉妹が「遊びほうけて暮らす宣言」をした際、おてんばの二女がこさえた大失敗のランチ。
アスパラガスを1時間も茹で(でも固いままだったらしい。どうやって茹でたらそうなるのか)、パンを焦がし、じゃがいもは生煮え。極めつけはいちごに添えたクリーム。ドジッ子定番ではございますが、塩とお砂糖を入れ間違え、大変すっぱいクリームになりました。
本人は「ビーフとパンにバタをつけて食べてもらえばいいや!」と楽観的なもの。最後は大笑いで幕を閉じた、ある意味楽しい会だったのかも。

戦争に出ている父の重傷の知らせに母と姉妹が取り乱す日がやってきます。その際、家族同然の家政婦が差し出すコーヒーの描写は、まるで芳香が文字から伝わってくるかのようです。

若草物語に登場するごちそうは1品1品は質素なもの。だのに大変おいしそうなごちそうの数々として目に映ります。

それもこれもすべて、毎日を地道に生きて思いやりを保ち、自分のことだけ考えるなんて恥ずべきことだ、と清く正しく生活を送っている賜物かもしれません。

唯一、華美なものとして出てくるのは、淑女である長女がある時パーティで無理矢理羽目を外してがぶ飲みしたシャンパン。自堕落にできるかぎり楽して生きたい!なんて思ってしまう私には、真似できるのはこのくらいです。

うぇ〜い

うぇ〜い

あるいは謙虚な気持ちで、フライドチキン屋さんのビスケットでも誰かへのおみやにしてみようかな・・・

木陰で読みたい方はこちらを↓

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